ナイヴス×レインH 來羅



「――――」
「………すー…」
「…まだ寝ているか」

(…柔らかい髪だな。睫毛も長いし…)

「…寝顔は幼い…」

(…それにしても)

「つくづく…俺はレインが好きで仕方がないらしい」
「……ん…」
「…レイン?」
「…んーー…」

ぎゅっ

「……ッ!?」
「…すー…すー…」
「………、あんまり可愛いことをしてくれるな…レイン…」

(はぁ……理性を保つのに必死だ…だが…)

「嫌われたくはないからな…」





「ん……」
「レイン?」
「……んー…ナイ…ヴス?」
「ん、おはよう、レイ―――」

ちゅ。

「―――」
「――っ!?」
「ん……」


ぎゅーっ


(き、気のせい…か?い、今、レインから……?!)


「…………」
「…………」
「…………」
「……――――ッッ!?」
「レイン?」
「は、離せっ…!」
「……お前から抱き付いて来たんだが…」
「!?、ね、寝呆けて女と間違えたんだよッ!」
「……それは…流石に無理があるだろう」
「…ッ!」
「しっかりと名前を呼ばれたんだが…」
「う、ぅううるせーッ!!」
「……クッ」
「笑うな!!」
「レイン」
「なんだよっ」
「もう少し、こうしていよう」
「〜〜〜〜っ」


「……………」
「……………」

「…ッ!」
「……………」
「………て、てめ…っ」
「どうした?」
「〜〜〜〜ッ!!!」
「?」

「ケツに何か当たってんだよッ!!!」
「!!?」
「ホント1回死んで来い!!」
「い、いや!コレは違う!」
「黙れ!!」
「こ、コレは、そうじゃなくて!朝だからで…!」
「んなことはどーでも良い!!お、おお押し宛てんな!!!」
「?!そ、そんなつもりは…!!」
「っあ……!てめッ…動くなよ!!」
「お前が暴れるからだろう!…大体、男ならコレが生理現象であることぐらい解るはずだ!!」
「〜〜〜〜ッ!だからって、ケツに宛行うな!!!」
「ち…違う!!それは誤解だ!」
「ッ…!はーなーせーー!!!」
「レイン!」
「アッ…!…このやろっ…!どさくさに紛れて何処触ってんだ!!」
「…………」
「おいっ!!!」
「……お前も同じじゃないか」
「!!!!?」
「…レイン」
「…ち、ちが…!コレは朝だからだ!!」
「…………」
「〜〜〜〜っ」
「…そういうことにしておこう」
「そういうことなんだよッ!!」
「俺のもソレだ。解ったら暴れるんじゃない」
「〜〜〜くそっ…」
「暫くすれば落ち着くものだろう?」
「…………チッ」
「良い子だ」
「子って言うな!」
「………そうだな」







「…で?」
「…………」
「……なんで」
「………っ」
「なんで変わってねぇんだよっ!!!」
「い、いや、待てレイン!…おかしいな、いつもならとっくに…!」
「つまり?お前のソレは?朝の生理現象じゃなかったっつーことだな!!?」
「ち、違うんだレイン!待て!…おいッ!俺!落ち着くんだ!!!」
「話し掛けてんなボケ!!!!」
「こ、これは、何かの間違いで!決して俺は、邪な気持ちでお前の身体を撫で回し感触を味わっていた訳では………!!」
「ほぅ???!」
「はっ!!ち、ちが…!」
「言いたいことはそれだけか!!?」
「レイン、待て!!話せば解る!!!」
「解ってたまるかぁぁッ!!!」


「出ろ!クルーガー!!!」
「レ、レイ―――――」



ざしゅ。







あーあ(´∀`)





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