ナイヴス×レインA 來羅



「ふあ〜〜…みんな、おはよう」
「あ、先生、おはよう!」
「おはよう」
「おはようございます」
「おや?レインの姿が見当たらないけど」
「先生より遅いなんて珍しいよね。さっき朝食出来たよって声かけに行ったんだけど、全然返事がなくて」
「…具合でも悪いのかな」
「あの金髪ザリガニが??まさか!ねーちゃんが気にするほどのことじゃないよ!」
「…レインも、なんだか酷い言われようだねぇ」
「………」
「どうしたんだい?ナイヴス、さっきから何か考え込んでいるみたいだけど」
「あ、いや、……俺のせいかと思いまして」
「ん?どういうこと?」
「昨日の夜…」


カクカクシカジカ


「へー、だからレインにーちゃん顔真っ赤だったんだ!」
「なるほどねぇ。しかし随分思い切ったことをやったもんだね、君も」
「?、いや、普通でしょう?」
「……ナイヴス、それ、丸っきり同じことを私にできるかい?いや、全然これっぽっちもしてほしくないんだけどね!!」
「先生に…?」

…………………

「……(青ざめ)」
「だろう?…自分で言っておいてなんだけど、あー気持ち悪い!」
「??」

「あ、ノワールは深く考えなくて良いんだよ!っていうか考えて欲しくないね!」
「でもレインにーちゃん、案外純粋なんだね。たったそれだけであんなに顔真っ赤にしてたんだから」
「彼もあんなナリしてるけど、意外と可愛いところもあるんだよ」
「……そうか、先生はもっと以前からレインのこと知ってたんですよね」
「そうだね。そう言えば、今より髪も短かったかも」
「…………」
「大分ヤンチャしてたみたいだし」
「…………」
「あの頃に比べたら、アレでも大分柔らかくなったんじゃないかなぁ」

「………………………」

「…ん?ヤキモチ?」
「ち…違います!!」
「はははは!ホント君たちは分かりやすいというか何というか」
「ねー、それより!ご飯冷めちゃうよ!」
「あぁ、そうだね」
「私、起こして来ようか?」
「いいよ!ねーちゃんは食べてて!僕がもう1回行って来るから」
「いや、シャンタオ、……俺が責任もって連れてくる」
「それがいいね」
「そう?じゃあお願いね、ナイヴスにーちゃん」
「行ってくる」
「冷めちゃうから、なるべく早くしてよね!」








『っだああ!!お前!勝手に部屋に入ってくんな!!!』
『朝食の時間だ。みんな待ってるぞ』
『わぁかったよ!だから近寄るな!!』
『お前のわかったは信用ならん、…なんだ、お前まだ着替えてもないのか。ったく世話の焼ける…』
『勝手に世話焼くな!頼んでねーだろ!!つか、おい!脱がすな!自分でやるっつーの!!っていうか出てけ!!』
『うるさい、騒ぐな』
『だから出てけって!!さ、…触んな!!金輪際俺の部屋に入るな!そんで触るな!!!』
『レイン』
『出てけ!!』
『レイン』
『出てけよ!!』
『………』


『……っ、な、なんだよ』
『…レイン』
『………』







「…うん、どうやら終わったみたいだね」
「ったく、レインにーちゃんも素直じゃないなぁ」
「…あの二人は…お互いのことが大好きで仕方がないんだな」
「…………」
「…………」
「え、…私、何かおかしなこと言ったかな」
「ぶっ!くくっ、あはははは!!いやいや、…くくっ、君は何もおかしいことは言っていないよ」
「ねーちゃんってサラッと言っちゃうよね」
「???」
「良いんだよ、まさにその通りってやつさ」
「そ、そう?」
「ファームが平和な証拠さ」
「もー、ご飯冷めちゃったよ!」


バタン!


『二人とも!!ファームでイチャイチャ禁止!!!』


『ッ馬鹿!!!するかッ!!!』






さぁて中で何があったんでしょうねぇ(*´∀`*)




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