ナイヴス×レイン@ 來羅
「レイン、まだ起きてたのか?」
「あ?なんだ、ナイヴスか」
「寝不足は身体に悪い。早く寝た方良い」
「…テメェに言われたかねーよ。っつーか寒くて眠れねーんだよ。何か温かいもん飲もうと思って、…あ、ココア発見!」
「…こんな時間にそんな甘いものを飲むのか?…太るぞ?」
「こんくらいじゃ太らねーよ」
「まぁ…確かに、お前はもう少し太った方が良いと思うが…」
「なんだそりゃ。で?お前は飲むのかよ?」
「いや、俺は水を飲みに来たんだ」
「このクソ寒いのに水ねぇ…」
「なんだ、水はある意味一番身体に―――」
「はいはいはいはい。んなウンチク聞きたかないっつーの。さっさと飲んで行けよ」
「…………」
・
・
・
「…なんでお前自分の部屋行かねぇの」
「お前が盗み食いをしないか見張っているんだ」
「しねぇよ!!お前の中の俺はどんな―――」
「お湯、沸騰してるぞ?」
「っと……。…こんなもんか?」
カチャカチャ、カチャカチャ
「出来上がりっと」
「しかしお前はよくそんな甘いものを――」
「バカッ、急に動くな!!」
「すま―――」
「熱ッ――!」
カシャン!!
「レイン!」
「…あっちぃ…」
「すまない、火傷したんじゃないか?見せてみろ」
「あ?や、大丈夫だろコレくらい」
「良いから!」
「っ、引っ張んなよ!」
「………、よかった、大丈夫そうだな」
「だから言っただろ」
「だが念には念をだ」
「?」
ちゅっ
「ッッ!!!?」
ちゅっ
「ちょっ……ちょちょちょ、ちょっと待て!何してんだテメェ!!」
「何って、消毒だが」
「そ、そういうことじゃねぇ!!つか離せ!!」
「何をそんなに焦っているんだ?」
「いや、だっておまッ…!……っあああ!良いから離せ!!!」
「ダメだ、しっかり消毒して冷やさないと」
ちゅっ
「――――ッッ!!!」
「……甘いな」
「〜〜〜〜っ」
「レイン?……大丈夫か?顔真っ赤だぞ」
「う、うるせぇ!!!」
「コラ、逃げるな!」
ぐいっ
ぼふっ!
「な、何す、…離せ馬鹿!!」
「お前が逃げるからだろう」
「アホか!誰でも逃げるっつーの!!」
「…お前、色んなところにココアかかってるぞ。脚にも、腕にも」
「さ、触るな!!」
「ココにも」
「やめっ」
「………」
「……ッ」
「顔にも―――」
「――んッ!!?」
(は?…え、何して…?)
「………」
「(フリーズ)」
「………」
「(フリーズ)」
「……レイン」
「あれ?にーちゃん達何やってんの?」
「Σ??!!!(覚醒)」
「すまない、シャンタオ。レインがココアの入ったカップを落としてしまって」
「あ、ホントだ、割れてる!もー、何やってんのレインにーちゃん!火傷はしてない?」
「それは大丈夫みたいだ」
「ならよかったけど…もー……って、ホントに大丈夫?」
「………」
「なんか、顔真っ赤だけど…」
「〜〜〜〜〜〜っ!!寝るッ!!!!」
「あ、ちょっと!片付けなよ!!」
バタバタバタガチャン!!!バンッ!!!
「もー、なんなのさー」
「シャンタオ、俺が片付けておく」
「え、でも」
「気にしなくて良い。子供は早く寝るもんだ」
「んー…じゃあお願いします。ありがとう、ナイヴスにーちゃん。おやすみ!」
「おやすみ」
カチャカチャ
カチャカチャ
(……何かおかしなことをしただろうか?)
続
無自覚でセクハラ(*´∀`*)
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